
都内の日本語学校で教師をしています。コロナの影響で学校が経営難で来年閉校決定。そこで今まで学校で感じた日本語学校の現状と、経営者との話をまとめました。
👌参考になると思う人
・これから日本語教師を目指している人
・日本語教師の現状が知りたい人(学校の雰囲気・どんな仕事をしているか)
・日本語教師の仕事に興味がある人
🖍記事の内容
・日本語学校の雰囲気や生徒について
・一般的な日本語教師の応募条件・必要資格
・働く内容について
今の日本語学校での体験談をお話しします。ではどうぞ!(‘ω’)ノ
1.日本語学校の雰囲気や生徒について
学校によって違いますが、私の勤めている日本語学校の生徒数
| 国籍 | 人数 |
| ベトナム | 30 |
| 韓国 | 2 |
| 中国・台湾 | 4 |
| ミャンマー | 4 |
ベトナムの学生が圧倒的に多いです。
現在の日本語学校のほとんどはベトナムの学生が占めています。
ですが、最近はミャンマーの学生も少しずつ増えてきている傾向が
ありますが、入国管理局の審査が厳しく、許可が下りていない学生も
多々います。その点、ベトナムと日本の関係は良く、書類さえ揃っていればベトナムの学生はすぐに許可が下りる傾向にあります。
去年は、今の倍以上の学生(つまり100名ぐらい)が在籍していました。その学生たちが卒業してから、入ってくる学生が減りました。その理由として、以下3点があげられます。
①日本の魅力がなくなりつつある。
②審査が厳しくなり、入国許可が下りない。
③コロナの影響
”日本の魅力がなくなりつつある”
1番の理由はこれだと思います。では、魅力とは・・・お金です。
学生たちは留学ビザで来日します。表上は勉強をするために日本に来ているわけですが、
実際は働くために日本に来ている学生が多いというのが現状です。ただし、これはベトナムの学生の話です。
韓国や中国の学生は純粋に留学に来ています。
これは学生から聞いたのですが、ベトナムでコンビニのバイトを夜~朝まで、週5日でやったとして、給料は日本円で約3~4万ほどだそうです。それが、日本に来てバイトして、もらえた給料に驚いたそうです。
もちろん物価も違うので、収入も増えれば支出も増えるわけですが、ベトナムの学生からしたら1か月でこんな大金を手に入れることができたら、もっと稼ぐために働きますよね。
この現状についての詳しい記事はこちらを参考にしてください。
2.一般的な日本語教師の応募条件・必要資格
① 日本語教師養成講座(420時間)を受講する
② 大学で日本語教育を主専攻あるいは副専攻として履修し、卒業している
③ 日本語教育能力検定試験に合格する
大体の学校で求められるのが、この条件です。
この3つのどれかに当てはまっていれば、募集要項を満たせます。
それぞれ開設します。
① 日本語教師養成講座(420時間)を受講する
これに関しては、通信教育で取得することができます。通信教育も色々な会社がありますが、資料請求は無料なので気軽に請求してみたらいいと思います。請求した後、1度だけ電話がかかってきましたが、その時に「何かあればこちらから連絡します」と言ったらかかってこなくなりました。メールはよくきます。
●ヒューマンカデミー
大手なので、受講中につぶれたりしないですし、何より受講生がたくさんいるので間違いないです。
②大学で日本語教育を主専攻あるいは副専攻として履修し、卒業している
日本で教える場合は、「420時間受講」か「日本語教育能力検定試験に合格」で募集要項が満たせますが、
海外で日本語教師の仕事をしたいと思っている場合、大学の卒業が必須になるところも多いので要注意。
大学卒業資格+日本語教師の資格もとりたい方は、私も働きながら学んだ「大手前大学」も検討してみてはいかがでしょうか。こちらを参考にしてください。→ 大手前大学のURL
③日本語教育能力検定試験に合格する
1年に1回、毎年10月に実施される試験に合格すれば、募集要項を満たせます。
ただし、試験の内容はめちゃくちゃ難しいです。ちょっと勉強するだけで取れるような簡単な試験ではありません。
試験内容の詳細はこちらを参考にしてください→JEES 日本語教育能力検定試験ホーム
また、独学で勉強する場合は、この2つの教材の評判がいいです。
「ガイド」で覚えて「試験問題」で解くを繰り返していきます。また、リスニングや論文などの試験もあり、
リスニングもこの「ガイド」で対策はできるが、論文に関しては実際に書いて練習するしかなさそうです。
↓試験勉強の際の人気の参考書です。参考にしてください。
3.働く内容について
事務職
- 学生の情報管理(住所や電話番号やアルバイト先)
- ビザ申請資料の作成・申請
- 給与管理
- 出願書類のチェック
- テストのまる付け(先生のお手伝い)
- 教科書やノート、備品の発注
- 各試験や課外活動の申し込み
まとめるとこんな感じ。ビザ申請の書類の準備をすることが主な仕事です。また、学生の情報管理もとても大切な仕事になります。学生たちは、ルームシェアをしており、自分の名義で家を借りているのではなく、他の子の名前で借りている所に4~5人で住んでいるような状況の学生が多いです。なので、住所がよく変わります。
なので、入管に出す資料にも住所は必要なため、定期的に住所の確認をしています。(学生が住所変更しても深刻してくれないため)それに伴い、保険証のチェックもすると、大体の学生が役所に住所変更の届をしていないのでそちらも促します。
アルバイトの管理をしている学校はあまりないかもしれませんが、私の学校では、携帯がよく止まる学生に少しでも連絡がつくようにアルバイト先も定期的に確認しています。(学校に来ない&連絡がつかないと心配なので)
コピー用紙やマーカーなどの備品の発注、また、JLPTやEJUといった日本語の試験の申込みも事務が行います。
教務職
- カリキュラムの作成
- テスト準備
- 授業準備
- 面談
まとめるとやることは少なく感じますが、大変です。
カリキュラムの作成は学期ごとにやりますが、私の学校では1か月ごとに授業の内容を決めていました。なので、月半ばに「来月はどんな授業をやろうかな~」と考えて予定を立てます。
テスト準備
1週間で漢字・文法・語彙の3種類のテストをしていたので、作るのが大変でした。
授業準備
結論:授業準備をする時間がありません。
毎日午前or午後のどちらか4コマ(45分×4コマ)で授業をしていますが、時間がない!どちらか半日空いているはずなのに、テストを作っていると半日なんてあっという間。さらに、授業後に学生と話をしたり、質問などを受けているともっと時間がなくなります。あと上司から降ってくる仕事をこなしていると更に時間がない。
なので、基本的に授業準備は帰って家でします。週末が余裕でつぶれます。それでも足りません。
以上、現在働いている日本語学校の現状でした。
まとめ:めちゃくちゃ忙しいけど、やりがいしかない仕事です!